京都の白檀ミストブランド「Byaku Kyoto」を展開する合同会社Byakuは2026年10月8日、龍谷大学農学部との共同研究として、白檀の香りと睡眠開始直後の体の動きとの関係を検証した結果を公表しました。ウェアラブル心拍センサーで寝返りや身体活動を記録し、一部の被験者・条件で「寝つき」の時間帯の体動が無香条件より穏やかに推移するケースが確認されたとしています。
研究の概要と確認された傾向
今回の検証は、同社と龍谷大学が以前に行った共同研究の続編という位置づけです。前回はByakuのオーガニックミスト「和」「静」の香りを使い、副交感神経の指標が上昇したことが報告されていました。今回は香りを「和」「敬」に変え、眠り始めてからの体の動きに注目しています。
比較したのは、無香の条件と、Byaku「和」「敬」を使用した条件の3通りです。ウェアラブル心拍センサー「myBeat」で心拍周期(RRI)と加速度データを取得し、寝返り、身体活動量、体が動かない時間、心拍変動の指標であるRMSSDなどを分析しました。
その結果、一部の被験者・測定条件において、睡眠開始後1〜2時間の寝返りの回数や動きの大きさが抑えられ、身体活動の指標が無香条件よりも穏やかに推移したと報告されています。研究チームはこの状態を、「寝つき」の時間帯に体の動きが落ち着いているケースとして捉えているとのことです。
なお、今回は6名を対象にした予備的・探索的な検証で、追加のデータ収集を進めている段階と明記されています。
このニュースのポイント
- Byakuと龍谷大学農学部が、白檀の香りと睡眠開始直後の体動の関係を共同で検証
- ウェアラブル心拍センサーで心拍周期・加速度を取得し、寝返りや身体活動を分析
- 一部の被験者・条件で、睡眠開始後1〜2時間の体動が無香条件より穏やかに推移
- 6名による予備的検証の段階で、今後は30名程度を目安に対象を広げる方針
研究体制と今後の予定
共同研究のテーマは「香りと睡眠時の身体活動の関係に関する研究」。共同研究先は龍谷大学農学部食品栄養学科で、農学部長の山﨑正幸教授らが参加しています。使用した香りはByakuのオーガニックミスト「和」「敬」です。
今後は対象者を増やし、30名程度を一つの目安にデータを蓄積することを検討しているとしています。男性のデータも集め、性別や個人差を含めて、寝つきの時間帯の寝返り・体動に同様の傾向が再現されるかを確認する予定です。
Byaku Kyotoは、京料理の手法を取り入れた調香で白檀ミストを展開する京都のブランドです。同社は、感覚で語られることの多い香りの体験を身体データからも捉え、香りと「穏やかな眠り」の関係について研究と情報発信を続けていくとしています。
編集部の視点
就寝前の香りは手軽に取り入れやすいリラックス習慣のひとつですが、その影響をセンサーで数値化しようとする試みは興味深い動きです。一方で今回は少人数の予備的な結果であり、効果を示すものではない点に留意しつつ、対象を広げた今後の検証結果を待ちたいところです。
※本記事は各社の公表情報(プレスリリース等)をもとに編集部が独自に要約・編集したものです。製品・サービスの内容や効果に関する表現は各社の発表に基づきます。効果の感じ方には個人差があります。最新かつ正確な情報は、必ず出典元・公式サイトをご確認ください。